湯浅ちひろ

世界は私とそれ以外でできている 皮膚 私とそれ以外の境界線であった 内側にあるはずの精神は外側に逃げていった 勝手に迷い込んだ 身体と脳 ハードウェアとソフトウェア あるものとないもの あるはずのものはなかった ないはずのものがある 取り除いてみたら、それ以外が残った 宇宙の作り方 ダークマターとそれ以外 私が死んだら世界が死んだ それでも、世界は私とそれ以外でできていた